剣術修行と借金取りの助太刀を通じて
若武者は江戸の世の実態を目の当たりにしていく
●あらすじ・内容
毛利家家宝の刀「友成」を高名な刀剣商・備前屋へ持ち込んだ嘉一郎と助八郎。大番頭の國蔵は意外な値をつけたが…..助八郎の勝手に振り回されながらも「助太刀稼業」で名を挙げた嘉一郎は、一万八千両もの借財があるという御奏者番の江戸藩邸へ赴くことに。案内の小姓の姿が消えた時、不穏な声が響き、危険が迫るー 引用:文庫裏表紙より
●読みどころ
・・・・・・
●こんな人におすすめ
時代小説が好きな人・・・とても読みやすい、主人公が強くてかっこいい。
佐伯泰英が好きな人・・・新シリーズ第二弾
●著者プロフィール
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作「闘牛」をはじめ、滞在経験を活かしてスペインをテーマにした作品を発表。99年、時代小説に転向。「密命」シリーズを皮切りに次々と作品を発表して高い評価を受け、<文庫書き下ろし時代小説>という新たなジャンルを確立する。おもな著書に、「居眠り磐音」
「空也十番勝負」「酔いどれ小籐次」「新・酔いどれ小籐次」「密命」「吉原裏同心」「夏目影二郎始末旅」「鎌倉河岸捕物控」「交代寄合伊那衆異聞」「古着屋総兵衛影始末」「新・古着屋総兵衛」「照降町四季」「柳橋の桜」「芋洗河岸」各シリーズ、『新酒番船』『電稲荷の猫』など多数。2018年、菊池寛賞受賞。引用:文庫カバーより