名作あり、新刊あり、女性作家あり、泣ける作品あり、読みやすい一冊もあり。

背中を押してほしい時、泣きたい時、ほのぼのしたい時に読みたい本がきっとみつかる。

あなたの運命を変える一冊との出会いがここにあるかもしれません。

12月おすすめの10冊

①まるまるの毬(講談社文庫) 著者:西条奈加

おいしそうなお菓子がたくさん出てくるのも楽しい。小さな菓子屋「南星屋」をめぐって、平戸藩松浦家、大店菓子屋などの人々とのかかわりが物語に深みを与えてくれてます。ワクワクドキドキ感もあり、最後は気持ちよくさせてくれる時代小説です。ほっこりしたい人におすすめ!

まるまるの毬・講談社文庫 著者西条奈加 をおすすめ

②泥流地帯(新潮文庫) 著者:三浦綾子

まじめに生きていてもいつまでも貧しかったり、災害にあうときはあったりする。ずるいことをやっていてもばちも当たらない人もいる。この本はまじめに生きることの尊さを教えてくれます。悪い奴が死刑になるんなら当たり前。それじゃ何の価値もない。だけど罪もない人が死ねば誰だって胸をうたれる。だから神の子は罪深い人間たちの代わりに十字架にかけられたという。拓一,耕作の祖父市三郎の子供たちへのわかりやすい話を通して、感動と共に人生で大切なことは何か?を示してくれます。

泥流地帯(新潮文庫)著者:三浦綾子 をおすすめ

③新・本所おけら長屋㈠(祥伝社文庫)畠山健二

こんなに泣ける笑い話やこんだけ笑えて心動かす話はありません!
こんなに粋で情け深く、ちょっとおバカな人たちは他にしりません!人間関係でも仕事でも恋愛でも何か悩みがある人におすすめです。おけら長屋をのぞくと悩みなんか吹っ飛んでしまいます。少なくとも一瞬笑って忘れることができます。

新本所おけら長屋〈一〉(祥伝社文庫)畠山健二 をおすすめ

④実は、拙者は。(双葉文庫) 白蔵盈太 しろくら・えいた

「実は、拙者は。」はとても読みやすく時代小説初心者にもおすすめ!の新刊。江戸時代中期、江戸の町を舞台にしたザ・エンターテイメント。

実は、拙者は。(双葉文庫) 白蔵盈太 しろくら・えいた をおすすめ

⑤あの日、松の廊下で(文芸社文庫)著者:白蔵盈太

浅野内匠頭の奮闘努力っぷりに泣ける歴史小説!

梶川惣兵衛が語る浅野内匠頭も吉良上野介も素晴らしい人物だった。それがなぜあの松の廊下の事件になってしまったのか?忠臣蔵の悲しい序章。

あの日、松の廊下で(文芸社文庫)著者:白蔵盈太 をおすすめ

⑥ちぎれ雲㈠浮遊の剣(中公文庫)著者:富樫倫太郎

苦労しらずの旗本の次男坊、愛之助は剣がめっぽう強く、女にももてまくり。一方、親友の鯖之介は貧乏でブスで全く持てない。対照的な親友二人が江戸で悪と戦い大活躍する読みやすい新しい時代小説!

ちぎれ雲㈠浮遊の剣(中公文庫)著者:富樫倫太郎 をおすすめ

⑦蔦屋(文芸春秋)著者:谷津矢車

蔦屋重三郎の波乱万丈の半生を相棒であり相談相手、もう一人の主人公、丸屋小兵衛の目線でリアルに描く!

蔦屋(文芸春秋)著者:谷津矢車 をおすすめ

⑧酔いどれ小籐次(一) 御鑓拝借(文春文庫)著者:佐伯泰英

江戸が舞台の読みやすいおすすめ時代小説。「御鑓拝借よいどれ小籐次㈠」時代小説初心者にもおすすめ!

酔いどれ小籐次一 御鑓拝借(文春文庫)著者:佐伯泰英をおすすめ

⑨おもみいたします(徳間文庫)著者:あさのあつこ

女性作家あさのあつこさんが描く時代小説は女性が主役。天才揉み師”お梅”はどんな痛みや凝りもやさしくもみほぐしてくれる。

おもみいたします(徳間文庫)著者:あさのあつこ をおすすめ

⑩イクサガミ 天(講談社文庫)著者:今村翔吾

時代は明治。武士の時代は終わったはずなのに、秘かに、時には派手に死闘が繰り広げられるおすすめの時代小説

イクサガミ 天(講談社文庫)著者:今村翔吾 をおすすめ