名作あり、新刊あり、泣ける作品あり、読みやすい一冊もあり。
背中を押してほしい時、泣きたい時、ほのぼのしたい時に読みたい本がきっとみつかる。
あなたの運命を変える一冊との出会いがここにあるかもしれません。
3月読了からのおすすめ5冊。
①「千利休とその妻たち(上、下)」著者:三浦綾子 をおすすめ
戦国の茶聖を支えた女たちの物語
戦国時代、日本の文化と政治の交差点に立つ男がいた。千利休。
茶道を大成し、織田信長や豊臣秀吉に仕えた彼は、やがて天下人の命によって自害する運命をたどる。
その利休の人生を、妻や側近の女性たちの視点から描いたのが、三浦綾子の歴史小説『千利休とその妻たち』。
以下のような方におすすめします。
✅ 歴史小説を読んでみたいが、どこから始めればいいか分からない人
→ 戦国時代を舞台にしつつも、茶の湯という文化的な側面が描かれており、戦の場面が少ないため、読みやすい。
✅ 千利休に興味があるが、茶道に詳しくない人
→ 茶道の知識がなくても楽しめる構成になっており、自然とその世界に入り込める。
✅ 戦国時代を生きた女性たちの視点で歴史を知りたい人
→ 武将ではなく、その周囲で生きた女性たちの物語が中心なので、従来の戦国小説とは違う切り口で楽しめる。
✅ 人間ドラマや心理描写を重視する人
→ 千利休とその妻たちの心の葛藤や、権力の狭間で生きる人々の心理が細やかに描かれているため、感情移入しやすい。
「千利休とその妻たち(上)」の詳しい紹介記事は⇒こちら
「千利休とその妻たち(下)」の詳しい紹介記事は⇒こちらから
②居酒屋ぜんや ほかほか蕗ご飯(ハルキ文庫)著者:坂井希久子おすすめ
読むと自然と心がほぐれる一冊です。
仕事に追われる日々の中で、ホッとひと息つきたくなる50代におすすめしたい作品。
家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし
家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった
居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、
鯖の一夜干し・・・只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とする
ばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。
美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説
「居酒屋ぜんや ほかほか蕗ご飯」の詳しい紹介記事は⇒こちら
③ちぎれ雲(三)謀反の剣(中公文庫)著者:富樫倫太郎 をおすすめ
富樫倫太郎の人気シリーズ『ちぎれ雲』の第三巻!
武士の誇りと謀略が交錯する痛快時代小説
煬帝一味の襲撃を辛くも撃退した麗門愛之助は、再び放蕩三昧の日々を送っていた。
ある日、彼を庇って死んだ女盗賊・孔雀の墓参りへ行くと、孔雀と瓜二つの
女・朱雀が現れる。一方、佳穂は旗本奴の般若党と全面対決、そして幕府転覆を
画策する煬帝は、八代将軍吉宗の暗殺計画をついに実行する!どうする、愛之助!?
「ちぎれ雲(三)謀反の剣(中公文庫)著者:富樫倫太郎の詳しい紹介記事は⇒こちら
④本所おけら長屋(十四)(PHP文芸文庫)著者:畠山健二をおすすめ
笑いと涙の大人気時代小説。舞台は本所「おけら長屋」。
胸にささる言葉がたくさんちりばめられてます。
笑いと涙の大人気時代小説シリーズ!松吉の義姉、お律が「おけら長屋」にやってきた。
二十両を奪われたという若者を助けたお律は、虎の子の大金を貸してしまうが、
「まつあね」。長屋の住人が娘のように思っているお糸の出産がいよいよ近づき、みな
落ち着かない。辰次や金太らは安産祈願として、大吉のおみくじをお糸に贈ろうと
するが、思いがけないことが起こり・・おみくじ」など、傑作四編
「本所おけら長屋(十四)(PHP文芸文庫)著者:畠山健二の詳しい紹介記事は⇒こちら
⑤パール・バック『大地1』をおすすめ
ノーベル文学賞受賞作家パール・バックの代表作『大地』。
広大な中国の大地を舞台に、一人の農民・王龍の生涯を描いた時代を超える大河小説です。
歴史小説好きなら必読の名作を詳しくご紹介します!
「パール・バック 大地(一)」の詳しい紹介記事は⇒こちら