フィクションではない、衝撃的な史実に驚愕!!
中国という国の本当の姿をタブーを破って人気作家百田尚樹が明らかにしています!

●あらすじ・内容

世界中で日本人ほど中国を誤解している民族はいない。ではいったい我々日本人が考えている中国と本当の中国はどう違うのか?本当の中国の姿とはどのようなものなのかを百田尚樹がタブー破り、これまで公に語られなかった中国の史実を書き下ろした衝撃の一冊
中国の真の姿とはあまりにも想像を絶する残虐さで読むのには覚悟が必要。

●読みどころ

第1章:中国四千年全史あるいは虐殺全史
中国の歴史が「虐殺の歴史」として描かれています。王朝の興亡や権力闘争の中で繰り返された大量虐殺の実態が明らかにされてます。その背後にあるのは中国という国がそもそも一つの民族ではなく様々な民族が争い合って王朝を建てた国であるという社会的要因があります。中国史では新たな王朝が建つと前の王朝の民族を徹底的に虐殺します。また次の王朝が建った時も同じです。新たな王朝が建つたびに虐殺が公然と行われてきたのです。権力者の冷酷さや民衆の悲劇を理解する上で、非常に興味深い内容となっています。

第2章:刑罰
中国の歴史における刑罰の残虐性が詳細に描かれています。凌遅刑(生きたまま肉を削ぐ刑罰)や車裂き(四肢を車で引き裂く刑罰)など、想像を絶する刑罰の数々が紹介され、それらが社会や政治に与えた影響についても考察されています。刑罰を通じて見える人間性や権力の恐ろしさを感じ取ることができる章です。

第3章:食人
中国史における「食人」の風習や事件が取り上げられています。飢饉時の人肉食や、政治的な意図を持った食人行為など、衝撃的な事例が紹介され、その背景や社会的文脈について深く掘り下げられています。日本人の常識では考えられないような価値観をもった中国人を考える上で、非常に考えさせられる内容です。

第4章:宦官
宦官制度の起源や役割、そして彼らが歴史に与えた影響について詳述されています。権力の中枢に食い込み、時には王朝の命運を左右した宦官たちの生き様や、彼らを取り巻く社会構造についての考察が深く、中国の官僚制度や権力闘争の複雑さを理解する手助けとなります。

第5章:科挙
中国独自の官僚登用試験である科挙の制度や、その過酷さが描かれています。数千倍の競争率や、数十年にわたる受験生活など、現代の受験戦争を超える厳しさが紹介され、それが社会や個人に与えた影響についても考察されています。教育や meritocracy(能力主義)の本質を考える上で、示唆に富む章です。

第6章:纏足
女性の足を意図的に変形させる風習である纏足について、その起源や目的、そして女性たちの生活に与えた影響が詳述されています。美の基準や社会的圧力、女性の地位など、ジェンダーに関する深い問題提起がなされており、現代社会にも通じるテーマとして興味深い内容です。

第7章:策略、謀略、騙しのテクニック
中国史における策略や謀略の数々が紹介されています。三十六計や孫子の兵法など、古代から伝わる戦略的思考や騙しの技術が、どのように歴史の中で活用されてきたのかが描かれています。人間関係やビジネスにも応用できる知恵が詰まっており、実用的な視点からも楽しめる章です。

第8章:中国共産党の暗黒史
現代中国の政治体制である中国共産党の歴史や、その暗部が取り上げられています。文化大革命や天安門事件など、近代史における重大な出来事が紹介され、その背景や影響について深く考察されています。現代中国を理解する上で避けて通れないテーマであり、政治や社会に関心がある方には必読の内容です。

『禁断の中国史』は、中国の歴史に隠された衝撃的な事実やタブーに迫る一冊です。
各章で取り上げられるテーマは多岐にわたり、中国史の深層を知る上で非常に有益です。

●こんな人におすすめ

・歴史愛好家や中国に興味がある方
・人間社会の本質や権力構造に興味がある方
・中国という国、中国人の本質を知りたい方

●著者プロフィール 百田尚街(ひゃくたなおき)

1956年、大阪府生まれ。同志社大学中退。放送作家として「探偵!ナイトスクープ」等の番組構成を手掛ける。2006(平成18)年「永遠の0』(太田出版、現在は講談社文庫)で作家デビュー。他の著書に「海賊とよばれた男』(第10回本屋大賞受賞・講談社)、「カエルの楽園」(新潮社)、「今こそ、韓国に謝ろうそして「さらば」と言おう」(飛鳥新社)、「「カエルの楽園」が地獄と化す日』(石平氏との対談、飛鳥新社)、「雑談力」(PHP新書)、「新版日本国紀』(幻冬舎)などがある。 引用:単行本カバーより